■ 『この言葉をキミに・・・』 男x女ver

a:強がりで泣き虫で口の悪いツンデレ?っぽい青年。

b:冷静でSっ気で感情が希薄?な少女。

台詞数:a=34 b=31 ex=1

【雑踏(出来ればリピート)】

a01 「時間が経つのって、早いもんだな・・・。」

b01 「そう・・ね・・・。」

a02 「お前が、転校しちまう日が・・今日だなんてな・・・。」

b02 「・・・。うん・・・。」

a03 「バカ・・・。辛気臭い顔してんじゃねぇよ!」

b03 「(泣き声)・・・。アナタも、泣いてるじゃない・・・。」

a04 「(グスなど泣いてるのをごまかす音)・・・。ちげぇよっ!!!泣いてなんてねぇよっ!?」

b04 「じゃあ、その真っ赤な目は何?」

【間】

a05 「こ、これは・・・。そう!埃が目に入ったんだよ! この駅、汚ねぇからさ・・・。」

b05 「クスッ・・・。相変わらず誤魔化すのが下手なんだから・・・。」

a06 「べ、別に誤魔化してなんか・・・!」

【抱きしめる音(効果音素材があれば)】

b06 「いいのよ・・・。もう、強がらなくても・・・。」

a07 「だ、だから・・俺、俺は・・・!」

【頭をなでる音(効果音素材があれば)】

b07 「うん・・・。分かってる・・・。分かってるから・・・。」

a08 「う、うわぁぁぁぁああん!!!」(とりあえず激しく泣いてくださいw)

b08 「ホントに、優しすぎよ・・アナタは・・・。」

a09 「お前がいなくなったら、俺・・・。俺どうしていいか・・・。」

b09 「大丈夫・・・。二度と会えなくなる訳じゃないんだから・・ね?」

a10 「それでも、お前のいない・・生活なんて・・・!」

b10 「きっと、すぐ慣れるわ・・・。アナタなら・・・。」

【ピンポンパンポ〜ン(アナウンスの前に入るなにか?)】

ex01 「一番線に東京行き上り電車が入ります。危険ですので白線の内側までお下がりください。」

【間】

【体を離す音(効果音素材があれば)】

b11 「ゴメンね・・・。電車来ちゃったみたい・・・。」

a11 「・・く・・な・・・。」

b12 「・・・え?今、なんて?」

a12 「行くなよ!!!ずっと側に居てくれよ!!!」

b13 「(ため息)・・・。ふふっ・・・。アナタがそこまで思ってくれているのはとても嬉しいんだけど・・・。」

b14 「ゴメンなさい・・・。それでも私は・・行かなきゃいけないの・・・。」

a13 「行かなきゃいけないって・・・!お前、自分の意志じゃねぇだろ!!!」

b15 「状況が変わったの・・・。コレが、最善の策なの・・・。」

a14 「親のいいなりにならないって、言ってたじゃねぇかっ!!!」

b16 「分かって欲しいとは言わないわ・・・。だから、恨んでくれても構わない・・・。」

a15 「そんなことしねぇよ!」

a16 「お前が、苦しんだ上で決めたことだってのは、今のお前の顔見れば・・わかる・・・。」

b17 「・・・ありがとう・・・。」

a17 「だ、だからと言って・・・。お前が転校するのを許したわけじゃないんだからな!」

b18 「クスッ・・・。アナタは、相変わらず素直じゃないのね・・・。」

a18 「うっ、うるせぇ・・・!」

【間】

a19 「あっと、そうだ・・・。」

【あさる音】

a20 「これ・・・。電車の中に入ったら・・読めよ・・・。」

b19 「何・・コレ・・・?手紙・・・?」

a21 「いいから・・・。とっとと乗れよ!この、裏切り者!!!」

b20 「ふふっ・・・。返す言葉もないわね・・・。」


【間】

【電車の発車ベル(効果音素材があれば)】

b21 「バイバイ・・・。」

a22 「ふんっ!またな!」

【間】

【電車内の音】

b22 「え〜っと、私の席はっ・・・と。ココかな?」

【座る音(効果音素材があれば)】

b23 「ふぅ・・・。言葉足らずというか、説明できなくて・・・。怒らせちゃったな・・・。」

b24 「泣かせちゃったし・・・。もう、嫌われちゃった・・かな・・・?」

【間】

b25 「あっと、そういえば・・・。なんか、手紙・・・貰ったんだっけ?」

【ガサゴソ】

b26 「それじゃあ、読んでみましょう・・か・・・。」

【手紙を開く音】

a23 「お前と会ってから、一年半・・・。長いようで短いような楽しい毎日だった・・・。」

b27 「彼にしては、以外と真面目な出だしね・・・。」

【間】

a24 「一緒に過ごしているうちに。いつしか、俺にとって、お前は・・・。
     かけがえのない・・存在になっていた・・・。」

a25 「感情が顔や行動にすぐ出てしまう俺を、散々からかったり・・・。」

a26 「俺の好きな娘に、『彼は女の子に興味ないんだ』って吹き込んで、俺を玉砕させたり・・・。」

a27 「ふざけた真似ばっかされたけど、なんだかんだで・・・。いつでも俺が辛いとき・・・。」

a28 「側に居てくれたのは、お前・・だった・・・。」

b28 「(息を呑む音)・・・。」

a29 「親のいいなりになることを、何よりも嫌っていたお前が転校を認めたということは、
     かなりの事情があるんだろ?」

a30 「言葉にしなくたって・・・。お前のことは、誰よりも分かってるつもりだ・・・。」

b29 「(泣き声)・・・。」


【間】

a31 「今まで、ずっと言えなかったけど、本当は俺・・・。お前が好きだったんだ・・・。」

a32 「言い出せなくて、ホントゴメンな・・・。」

b30 「わ、私も・・・。アナタのこと、好き・・だった・・・。」(泣き声で)

a33 「お前に次、いつ会えるかわかんねぇけど、その時ははっきり、自分の口で言うよ・・・。」

a34 「『お前を愛してる』って・・・。」

b31 「(周りを気にせず、言葉にならない泣き声)・・・。」

【電車の音と共にフェードアウト】

☆あとがき☆

あくまで作者が、別れ=電車のイメージだったので電車の1シーンになっていますが、
効果音などを使って空港や港などに変更してみても楽しいかもしれません♪